テレビの音漏れ対策として、家具やグッズを使った工夫は手軽で効果的ですが、限界もあります。
特に集合住宅で長年悩んでいる人や、本格的にホームシアターを楽しみたい人にとっては、防音工事を専門業者に依頼する ことが解決への近道となります。
しかし、「どのくらいの費用がかかるのか」「業者選びで失敗しないためにはどうすればいいのか」など、不安や疑問も多いはずです。
この記事では、業者に依頼する防音工事の費用感や、依頼前に知っておきたいチェックポイントを分かりやすく解説します。
1. 防音工事の基本的な考え方
防音工事は大きく分けると以下の3つの要素から成り立っています。
-
遮音:音を通さないように壁や床を強化する
-
吸音:反響を抑え、聞き取りやすくする
-
防振:振動を吸収して構造体に伝わりにくくする
業者の工事内容は、これらをどう組み合わせるかで決まります。
テレビの音対策であれば、「壁の遮音+吸音」「床の防振」などが中心になります。
2. 部位ごとの費用感
防音工事の費用は施工する部位や広さ、工法によって大きく変わります。
一般的な相場は以下の通りです。
壁の防音
-
費用相場:1㎡あたり1万5千円〜3万円
-
工事内容:遮音シート、吸音材、石膏ボードの重ね張りなど
-
特徴:隣室への音漏れ対策の基本。テレビの背面壁に施工するケースが多い
床の防音
-
費用相場:1㎡あたり2万円〜4万円
-
工事内容:防振ゴム+遮音フローリング、二重床工法など
-
特徴:低音や振動音を防ぐのに効果的。ただし工期が長く、費用も高め
窓の防音
-
費用相場:1窓あたり5万円〜15万円
-
工事内容:二重サッシ、内窓設置、防音ガラス交換など
-
特徴:外部への音漏れや外部騒音の侵入を防ぐ。賃貸では難しい場合が多い
天井の防音
-
費用相場:1㎡あたり2万円〜4万円
-
工事内容:吸音材+遮音ボード、二重天井工法など
-
特徴:上階からの音に悩む場合に施工される
3. 工事内容別の総費用イメージ
-
部分的な施工(壁1面のみ):20万〜40万円
-
リビング全体(壁・床・天井):100万〜200万円
-
防音室レベル(ホームシアター仕様):200万〜500万円以上
※あくまで目安であり、広さ・資材・施工法によって大きく変動します。
4. 業者に依頼する前の準備ポイント
① 目的を明確にする
「隣室への音漏れを減らしたい」のか「自宅で大音量の映画を楽しみたい」のかで施工内容が変わります。
目的を明確にすると、過不足のない提案を受けられます。
② 予算の上限を伝える
業者は要望に応じて複数プランを提示できます。
予算感を伝えることで、現実的なプランに絞りやすくなります。
③ 優先順位を決める
すべての部位を完璧に防音するのは費用が膨らみます。
まずはテレビ背面の壁だけなど、優先度の高い場所から取り組むのが現実的です。
5. 業者選びのポイント
防音専門業者を選ぶ
内装業者やリフォーム業者でも施工は可能ですが、防音は専門知識が必要です。
実績のある防音専門業者を選びましょう。
過去の施工事例を確認
写真やレビュー、できれば体験ルームで実際の効果を確認するのがおすすめです。
複数見積もりを取る
同じ条件でも業者によって金額や提案内容が異なります。
必ず2〜3社以上に見積もりを依頼しましょう。
アフターサービスを確認
工事後に「思ったより効果が薄い」と感じた場合、追加対応してくれるかどうかも重要なチェックポイントです。
6. 工事後の生活の工夫
防音工事をしても、完全に音漏れをゼロにするのは難しいです。
工事後も以下の工夫を組み合わせると、より快適に過ごせます。
-
夜間は字幕やイヤホンを併用する
-
テレビやスピーカーの下に防振マットを敷く
-
音量を上げすぎず、モード設定で「クリアボイス」などを利用する
まとめ
業者に防音工事を依頼すると、費用は数十万円から数百万円とかかります。
しかし、自分ではできないレベルの遮音・吸音効果 を得られるのが大きな魅力です。
-
壁:20〜40万円(1面)
-
床:50〜100万円(リビング全体)
-
窓:5〜15万円(1窓)
-
全面施工:100万円〜
依頼前には、目的・予算・優先順位 を整理し、複数の業者に相談して比較検討することが成功の鍵です。
本格的にテレビの音問題を解決したい方は、家具や簡易対策とあわせて、専門業者への依頼もぜひ検討してみてください。

